静けさの中にある劇的な瞬間を
わたしは有限な時間の中での没頭が好きです。
日が暮れたことにも気付かない集中した時間というものはとても深いものですが、
「1時間がっつり読むぞ」と決めた時の読書のテンポの心地よさや、
「2時間だけは集中して勉強」と決意に満ちたデスクワークの充実度はその上をいきます。
効率の話をしたいのではなく、制約の中でこそ輝く時間というような話を下手くそにしているのです。
「静けさ」は価値です。
音が鳴りえない環境で「静か」なのは当然ですが、鳴りうる様々な状況がある中で保たれている
配慮のやさしい匂いがする「静けさ」にはちょうどよい緊張感と穏やかさが同居していて
なにか些細な、ほんとに小さな、それでいて非常に大事な何かが生まれる小さな音にも
気付けるように思います。
静けさの中にあるそんな劇的な瞬間というものに出会える
ひとりの時間をもてる場所をお持ちでしょうか。
誰かとのコミュニケーションの中にではなく、
自分自身との対話の中にこそ見つけられるひとかけらの情熱。
初めから大きく燃える炎がないように、それと気づかず火がついていた情熱は
とても見つけにくい小さく静かなもののように思います。
どうやらどこででも持てるわけではないそんな時間と空間を当店はご用意しています。
読書室について
●静けさを大事にしているため会話は小声のさらに小さいものでお願いします。
→筆談用のノートご用意しております。
●その他、パソコンのキーボード音など音の鳴る作業の際はご配慮お願いします。
●奥の読書室では一切の会話をお断りしています。
★読書室はミニマムチャージ制(¥1000)となります。
●なお2時間を超えるご使用の際は最低料金が1時間につき¥500の追加となります。
お時間とお財布のご都合の良い範囲でご利用ください。
当店をお楽しみいただくために
●携帯電話の通話は店外で、着信音などは鳴らない設定でお願いします。
●おタバコ、葉巻、パイプなど喫煙は外のベンチでお願いします。
●ドリンクのみのご注文の場合はご利用を1時間に制限させていただいております。