CAFE KOHANHE 珈琲と焼き菓子、古道具そして静寂   ... 　　カフェ湖畔へ

...　story　...

​​

１９７０年代に建ったというレンガと赤いテント屋根が印象的なこの建物を見たとき、

どこか山奥の湖のほとりに建つ洋館のような雰囲気を感じました。

​

広いガラス窓からちょうど湖畔が見える、波のたたない日であった。

木々は立ち止まりあたり一面に積もった雪はずっと続く一瞬としてまるで静であった。

一筋の線の先に唯一の動を見たのは水鳥が残していった儚い波紋。

姿なく羽音だけが山の向こう側へ消えていった。

 

束の間の夢のような妄想に「湖畔」という場所の持つ動と静が落ち着きをもって同居
しているような心地よさを目指したいと思いました。

地図をご覧いただくとわかる通りこの付近には湖などありませんので

「へ」と目的格を送ることで湖畔へ思いはせる意味を込めたつもりです。

​

...　style　...

​

「珈琲と焼き菓子、古道具そして静寂」を謳っております。

​

ひとりの時間を、他者の話し声に掻き乱されたくない時、

静けさが約束された場所として当店を思い出していただければ。

過ごし方としては「本を携えて来店なさりコーヒー片手に読書なさる方」
「話すともなく静かにお互いの珈琲を飲み比べたり古道具を眺めたりなさる方々」
「ランチを待つ間に編み物なさる方」
「カフェラテを飲みながら注文した珈琲豆が焙煎されるのを眺める方」などなどそんな感じです。

 

どうぞ、お静かに。
そしてその中にあるやすらぎの時間をしばしお楽しみください。

​

カフェ湖畔へ